仮説を立てることの本当の意味とは
●何かを成し遂げるためには、
仮説・検証が重要だ。
この言葉はよく言われます。
しかし、日常的にそれを実行するクセがついている人は、どれほどいるでしょうか。
日常的に実行するために、まずは重要な要素を知ることから始めてみましょう。
1.重要なことは、先に仮説を立てること。
いつも念頭におくべきことは、
先に仮説を立てることです。
先に仮説を立てるだなんて、当たり前のことだと思うでしょう。
でも、実際は、そうではないのです。
ほとんどの場合、先に情報を見てから、
それから仮説を立ててしまいます。
少し気を抜くと、そのような思考に陥ってしまいます。
2.前例主義になってしまう罠
多くの人は重要な決断を迫られたときに、できるだけたくさんの情報を集めて、それから多くの仮説を導くと思います。
でも、そうしていても、新しいことは何も生まれることがありません。
前例主義というのは、
"情報→仮説"という順番で物事を考えることで起きてしまいます。
ほとんどの人は、真面目に案件に取り組むがあまり、情報を集めてから仮説を立てようとしてしまいます。
特に業界が縮小しているときは、リスクを減らすために慎重になります。
過去の情報を集めてきては"仮説・検証"を繰り返します。
しかし、そのようによかれと思ってとった行為は、前例主義的で、身動きがとれなくなる恐れがあるのです。
3.仮説の再構築をすること
情報を無視しろと言いたいわけではありません。
仮説を立てるときには、誰でも得られるような数字やデータではなく、自分のなかにある価値観で決めた方が良いです。
それから情報収集を行ない、仮説の再構築をします。
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まとめ
"情報→仮説→実行→検証"
ではなく、
"仮説→情報→仮説の再構築→実行→検証"
という順番で思考することで、
現状に風穴を開けることができるのです。
過去の経験からの、見えないデータを信じて、自分が正しいと感じる仮説を立てること。
そして、その仮説を実証するために全力で行動すること。
さらに、得られたフィードバックをもとに仮説・検証を行なうこと。
それが大切なのです。