仮説を立てることの本当の意味とは
●何かを成し遂げるためには、
仮説・検証が重要だ。
この言葉はよく言われます。
しかし、日常的にそれを実行するクセがついている人は、どれほどいるでしょうか。
日常的に実行するために、まずは重要な要素を知ることから始めてみましょう。
1.重要なことは、先に仮説を立てること。
いつも念頭におくべきことは、
先に仮説を立てることです。
先に仮説を立てるだなんて、当たり前のことだと思うでしょう。
でも、実際は、そうではないのです。
ほとんどの場合、先に情報を見てから、
それから仮説を立ててしまいます。
少し気を抜くと、そのような思考に陥ってしまいます。
2.前例主義になってしまう罠
多くの人は重要な決断を迫られたときに、できるだけたくさんの情報を集めて、それから多くの仮説を導くと思います。
でも、そうしていても、新しいことは何も生まれることがありません。
前例主義というのは、
"情報→仮説"という順番で物事を考えることで起きてしまいます。
ほとんどの人は、真面目に案件に取り組むがあまり、情報を集めてから仮説を立てようとしてしまいます。
特に業界が縮小しているときは、リスクを減らすために慎重になります。
過去の情報を集めてきては"仮説・検証"を繰り返します。
しかし、そのようによかれと思ってとった行為は、前例主義的で、身動きがとれなくなる恐れがあるのです。
3.仮説の再構築をすること
情報を無視しろと言いたいわけではありません。
仮説を立てるときには、誰でも得られるような数字やデータではなく、自分のなかにある価値観で決めた方が良いです。
それから情報収集を行ない、仮説の再構築をします。
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まとめ
"情報→仮説→実行→検証"
ではなく、
"仮説→情報→仮説の再構築→実行→検証"
という順番で思考することで、
現状に風穴を開けることができるのです。
過去の経験からの、見えないデータを信じて、自分が正しいと感じる仮説を立てること。
そして、その仮説を実証するために全力で行動すること。
さらに、得られたフィードバックをもとに仮説・検証を行なうこと。
それが大切なのです。
これからの時代を生き抜くために
"モノが売れない"と言われ始めて、
どのくらいが経ったでしょうか。
こうしたモノが売れない時代には、
作家、つまりストーリーのチカラが活躍します。それはなぜなのか、を語りましょう。
戦後から考えてみましょう。
1.モノの時代
戦後はモノが絶対的に足りませんでした。
活躍できるのは"すぐに供給できる企業"でした。モノを用意することが難しかったので、それができるだけですごかった。
それが、"モノの時代"です。
2.モノ+質の時代
ただ、あっという間にそのような企業の優位性は崩れて、質の高いモノを作れる企業が勝つようになります。
トヨタやホンダ、
今の日本を代表するような企業が
活躍します。
ここは、"モノと質の時代"です。
3.モノ+質+デザイン+安さ
次はどうなったか。
人は、すぐに現状に飽きて
満足しなくなります。
質もデザインもいいモノがありふれて、
それだけだと差別化できなくなった。
さらに"安い"という特徴が加わったのが、
2000年代です。
ユニクロは、"モノと質とデザインと安さ"を兼ね備えた象徴的な企業です。
4.心が満たされるということ
そして、2010年代は、どんな時代か。
安くなり、食だけでなく、
モノも飽和状態になってしまいました。
"モノがあれば、幸せになれるはず"
といった幻想が通用しなくなってしまった。
人々が求めているのは、"心が満たされること"だと気づき始めたのです。
では、人々の物欲が減るなかで、どうすると心が満たせるのでしょうか。
"共感"がキーワードだと考えます。
"背景にあるストーリーに共感するからモノが欲しい"という時代になりました。
実際の経験談を発信することで、ファンを獲得している人は少なくありません。
よってこれからは、デザイナーがさまざまな産業に入っていったように、作家と編集者の能力がどんどん必要となっていくでしょう。
5.ストーリーを売る時代
質の次は"デザインの時代"です。
ペットボトルが捨てやすい、
"い・ろ・は・す"が売れています。
"い・ろ・は・す"には、デザインと同時に"ストーリー"も入り始めています。
"環境に優しい"という情報が付加されているのです。
6.ファンと一緒に作品を作る時代
発展途上にある文化圏では、
世間は、
"教える側"と"教えられる側"
"見せられる側"と"見せる側"
と分かれています。
ビジネスも、教育も、スポーツも、なんでもです。
引いた目で見ると、この2つの垣根を越えて、一緒にひとつの作品を作る、そういうサービスが増えていますね。
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まとめ
ITやテクノロジーの発展で、物理的な距離が縮まってきています。
ひとつの捉え方では、世界は小さくなっているとも考えられます。
ちいさい世界のなかで、
いかに心的な距離を縮めていくストーリーを
構築していくか。
これが時代を生き抜くヒントなのだと
考えます。
引き寄せの法則の実現
●引き寄せの法則とは?
"引き寄せの法則"ーーーこの言葉は、世界中で7.000万部以上売り上げている、ナポレオン・ヒルの大ベストセラー[思考は現実化する]に出てくる法則です。
ここでいう"現実化"は、その夢が結実する可能性が高まることを示しています。
高まるだけと言いましたが、夢の実現が現実味を帯びてくるのですから、これほど魅力的な法則は他にないと思います。
では、いったいどうすれば"引き寄せの法則"を実現できるのでしょうか。
ぜひ実践して、効果を体験してください!
1.外部記憶として願望をアウトプットする。
まず、実現したい内容を紙などに書き出してみましょう。
重要なのは、できるだけ具体的に書き出すことです。
2.長期記憶へ願望のデータを転送する。
あなたの願望は今、外部記憶として目の前に格納されています。
でも、このままではこの願望は外部記憶のままです。あなた自身の脳では処理されないのです。
そこで、次にすべきなのは、長期記憶にこのデータを転送すること。
見て、思い出す。
たったそれだけです。
"考える"とは、この長期記憶にアクセスするプロセスを指します。
これを繰り返すうちに、メモを見なくても言えるようになっていきます。
3.潜在意識を見方につける。
今のあなたは、"実現したい願望はなんですか?"と問われたとき、条件反射のように答えられるでしょうか。
次は、メモを見ないで
自分の願望は何かを問う。
この"自問自答プロセス"を
何度も繰り返します。
自問自答プロセスを繰り返すことで、
願望という名のデータを、
実現に向けて"意識し始める"状態に繋げることができます。
"引き寄せの法則"は、この状態になって初めて発動します。
4.イメージから生まれる行動力
"○○の知識はそこそこある。しかし、海外の事情には疎いな"
そう感じたとき、あなたの脳に空白が生まれます。
長期記憶にアクセスしても、これまでの知識や経験がないので、求める答えが見つからないからです。
この"情報の空白"と言うべきものを目の前にしたとき、人はその空白を埋めたいと思って行動します。
これは、願望のイメージがはっきりしているからこそ生まれる行動です。
なぜなら、イメージがアバウトなままだと、今の自分に何が足りないのか、その空白までもがぼやけて見えないからです。
なんにせよ、願望が潜在意識に常駐することで、自然に行動したくなるわけです。
これは、何かこの先を詳しく知りたいという願望でも発動します。
この状態になると、信じられないほどフットワークが軽くなります。
気づけば向こうから情報がやってきたと錯覚するので、ストレスも感じません。
この状態が、思考を現実化させ、"成功が引き寄せられる"ことが実現します。
つまり、夢や願望が自分の方へ引き寄せられるのではなく、潜在意識に願望が常駐されたことで、自分自身がその願望イメージに引き寄せられるほど行動するようになる。
これこそが"引き寄せの法則"の真相であり、再現方法です。